賽の瓦版

考えをまとめたりする雑記

Bloodborneのプレイ所感

”『Bloodborne』(ブラッドボーン)は、2015年3月26日にソニー・コンピュータエンタテインメントから発売されたPlayStation 4アクションRPG

Wikipediaより)

”古都ヤーナム

遥か東、人里離れた山間にある忘れられたこの街は、呪われた町として知られ古くから、奇妙な風土病「獣の病」が蔓延っている

「獣の病」の罹患者は、その名の通り獣憑きとなり、人としての理性を失い夜な夜な「狩人」たちが、そうした、もはや人でない獣を狩っているのだと言う

だが、呪われた街はまた、古い医療の街でもある
数多くの、救われぬ病み人たちが、この怪しげな医療行為を求め、長旅の末ヤーナムを訪れる

主人公もまた、そうした病み人の一人であった”

(Bloodborne公式ページより引用)

 

今更感はありますがBloodborneをやっと1週終えられたのでプレイの感想などを綴ろうと思います。

わかっちゃいたけどハードなゲームだった…達成感を噛み締められる良いゲームだった…

1周終了までのプレイ時間はおよそ25時間くらい、カインハースト(行くの忘れてた)やDLC(買ったと思ったけど買ってなかった)など行ってないエリアも多々ありますがともかくクリアはクリアです。

 

フロム・ソフトウェアのゲームは他にはDARK SOULSのリマスターをやってました。どちらも所謂「死にゲー」なのですが、テイストの違う死にゲーに仕上がってたのが興味深かったですね。

DARK SOULSでは右手に武器、左手に盾が基本のスタイル。ガード・避ける・攻めるの3択になっています。

 Bloodborneは右手に近接武器、左手に銃が基本のスタイルとなっていて、基本的なダメージソースは右手武器になります。そして敵の攻撃は避けるしかありません。

敵の攻撃範囲から離れるもひとつ、敵の懐に飛び込むもひとつです。

幸いなことに(?)ステップやローリング中には無敵判定があります。これをうまく活用して攻める攻める攻める。ステップをミスったら瀕死というのが茶飯事の世界になっています。

このシステムによってBloodborneのテーマの一つである”死闘感”が実現されています、素晴らしい。被ダメージ直後なら敵を攻撃することで回復するリゲインというシステムもまた”死闘感”を加速させていきます。

この戦闘システムが、血をテーマとした世界観とマッチしているという点も没入感を促進してくれます。

アクションゲームとしての面白さはもちろん、物語の面白さも相まって終始ワクワクドキドキしておりました。

 

ゲームの大筋としては、ムービーとキャラメイクを終えると主人公が診療所の治療台から起き上がりゲームスタート。この時点で暗く不潔な診療所が暗澹とした世界観を思わせます。

診療所内を道なりに進んでいくと2,3mほどの体躯の獣と遭遇し、戦闘を試みるも無事死亡。記念すべき初デスはプレイ開始2分後の出来事でした。製作者の思うつぼとなる良好な滑り出しとなりました。(スルーも可らしいけど闘争心が抑えられなかった…)

 

しばらくは「結局この主人公の目的って何なの?」と言う疑問は釈然としないまま市街を探索します。助言者ゲールマン曰くともかく獣を狩れば良いらしい。獣というのもどうやら病によって獣化した人間っぽいのですがとりあえず狩ればいいらしい。

狩りを続けていくとアイテムのフレーバーテキスト、誰かの残した手記などから不穏な気配を仄めかされていきます。仔細は不明なものの、この街は良からぬことをしている様子でそれを隠しているようです。疑念はどんどん膨らんでいきます。

 

中盤以降はこの世界観の核心に迫っていきます。

物語が進めば進むほど嫌悪感を催すデザインが満載になっていきますね。虫みたいななにか、ブヨブヨしたなにか、目玉をいくつも植え付けられた脳みそ(?)などなど…獣を狩っていたいたはずが気づけばクトゥルフ感のある生物を狩っていました。

ラスボス倒してゲーム終了

 

ゲームの初めから怖さはあるのですが、物語の進行につれて怖さの種類が変わっていくため、飽きが来なくてずっと怖かったです。もしゴキブリが出てきてたら僕のメンタルは崩壊してたと思うのでフロムの優しさに感謝。死角にスタンバイしてる奴らは許さない。

 

物語の考察は自分なりにしてみたものの情報が足りないので確信には至りませんが、多分こんな感じの大筋なんだろうな~って程度の理解はできます。

クリア後にストーリー考察とか見てると結構色々な説があるみたいで未だに結論は出ていないようですね。

人によっては「物語が十分に語られてない」と不満が残るかもしれませんが、こういう謎めいた物語で情報を出しすぎないことで想像の余地を残しておくという手法は好みですね。余地があることによる怖さみたいなのもありますし。

 

今更自分などが言うことではありませんが興味があったらぜひプレイしてみることをおすすめします。テクニックはやっていく上で否が応でも身につくので、折れない心だけあれば十分です。

 

個人的良かったポイント

・”死闘感”あふれる戦闘

・謎と狂気あふれる物語

・各エリアの繋がり(探索してたらこことここ繋がってたの?!というのが結構ある)

 

個人的マイナスポイント(良い点でもあるけど)

・パラメータが多い

武器に物理攻撃力・属性・〇〇特攻・ステータス補正という要素に加えて、血晶石という強化要素もあり結局どうすれば火力出るの??と言ったところがわかりにくい。

ステータスのパラメータも多い。僕は考えるのをやめて筋力に振ってました。

追求していく面白さという面ももちろんありますがとっつきにくさは否めない。

しかしながらよくわからなくともレベルを上げ、立ち回りを合わせていけば勝てるようになっているので、ストーリーやるくらいならそこまで問題でもないのは良く出来てるなあと思います。僕は結局ノコギリ鉈一本でした。

 

現在は2周目を始め、1周目でやっていなかった聖杯ダンジョンとDLCを触って行っています。周回による敵の強化が結構痛い…DLCはそもそも難しいらしいのに初挑戦が2周目の難易度なのはかなり失敗した気がします。

ブラボ終わったらライザのアトリエやるつもりだったんですけどほんとどうしましょう…ポケモン新作も来ちゃいますよ…ゲームのせいでゲームの時間が足りねえ…

2019年はやるゲームに困らず終わりそうです。